最近BL作品の実写化が多いですね。
BL作品の実写化、それはきっと作者にとってもっと作品を知ってもらえるきっかけになるし、出演する役者も名前を知ってもらう事ができる、良い事なんだと思います。
なのに私はBL作品の実写化が怖い!!!
なぜなのか!?
立て続けにお知らせが来るBLの実写化にざわざわする心を落ち着かせるためにも、頭の中と心の中を整理していこうと思います。
怯える理由を考えた
そもそも漫画の世界を実写にすること自体に興味がない!という方もいらっしゃると思います。
ただ、私は実写化に全く興味がないというわけではありません。
ポルノグラファーのドラマも見ましたし、美しい彼は映画館まで足を運びました。
そしてその2作品はとても良かったなと思っています。
ではなぜ実写化に怯えているのか…
やっぱり大きな理由の一つに、自分の一番好きな作品が実写化になったらどうしよう…!という気持ちが大きいです。
この「どうしよう…!」とは、
- キャスティングがイメージと違ったらどうしよう…!
- 脚本と解釈違いだったらどうしよう…!
- 制作者、役者から原作へのリスペクトが感じられなかったらどうしよう…!
- 原作好きすぎて、好きなシーン大切なシーンがカットされてたらどうしよう…!
などなど
こうやって書き出してみるとめちゃくちゃネガティブなどうしようが多いですね。
どうしよう…!の他にも
- 役者さんにそういった役を演じてもらうのが申し訳ない(何目線!?)
- 実写で見るとリアル感増して照れてしまう
- そもそもファンタジーとは言えもっと隠れるべきものだったのでは…。(漫画を所持していることや好きなことは隠しているので)
という気持ちもあったりします。
最後の三つはまあさておき、
私はポルノグラファーも美しい彼も良いなと思っていて実写ドラマ化の成功体験(個人的な)をしているにも関わらず、なぜか不安しか抱いていない事が謎なところです。(むしろ見た2作品両方が良くて嫌な思いすらしたことがない)
好きな作品はやっぱり大切にしてもらいたいし、思いが強い分期待値もデカくなってしまうので、それを超えてこない作品だった場合が怖い…好きな作品に対してガッカリしたくない…というところが、BL実写化に対する私の怯えなのかもしれません。
全く関係ないけど、昔大河ドラマで好きな歴史の人物の周辺が取り扱われたのに、内容が全然見たいやつじゃなくて本当に残念な気持ちになったことを思い出した。
不安要素がでかい
多分一番でかい不安要素はやっぱりBLに一番大切なビジュアルだと思うので、まずとにかくキャスティングが不安!
二次元の三次元化は非常に難しい問題ではあると思います。
書いていて、お気に召さなかったら見なきゃ良いじゃんって自分で思いました。
が、そう簡単にこの感情割り切れないんですよね。
やっぱり好きな作品は全部楽しみたい。取りこぼしたくない。なので実写化した暁には実写化だって本当は楽しみたい!
自分は楽しめないのに周りが楽しんでいたら寂しい…逆に自分は好きなのに周りが好ましく思ってなかったら寂しい…と、既にある程度コミュニティができている故の不安要素も少なからずあるのでした…。
あと照れ臭さも結構あって、見てると恥ずかしくて見れないよ!という事もたまにあります。これが若い子たちなら割と平気なのですが(美しい彼)ポルノグラファーは結構照れが大きくて飛ばしたりしたところもあった気がします…。
実写化を見て良かったところ
やっぱり今までは紙の中だったキャラクターに血が通うわけですから、役者さんの演技や映像の演出などなど心に残るシーンはあって
人が演じるからこそ感じとれるものや、映像ならではの演出ができるところは映像作品って良いなと思う箇所でした。
ポルノグラファーは原作を読んでからドラマを見ましたが、生身の人間の演技に照れつつも割と面白く最後まで見ました。(照れて飛ばしたシーンもあるけど…)原作と違う箇所があって嫌だったなって気持ちもなかった気がします。(記憶曖昧…)
先生が書けないって泣くシーン、原作でも大好きなんですけど、ドラマでもすっっっっっっっっっっごく良くて思わず泣いちゃいました。
とにかくそのシーンが良かった!!
美しい彼はキービジュアルから綺麗で、特に映画を見て思いましたが、良い意味で「映え」を意識されて作られたんだろうなと思いました。
それってBL作品というファンタジー世界に凄く大切で重要な事なのでは!?私こういうの見たかった!と見終わったあとめちゃくちゃ興奮しました。
感想こちらに書いております
美しい彼エターナル見てきましたとても良かったですひらきよエターナル🫰… https://t.co/SWBMPh4wUo
— ヒビノ (@_karaage_neko) April 8, 2023
私は美しい彼は原作は一巻しか読んでいませんでしたが、原作ファンの友達曰く原作のシーンが変わっていたり新たに足されていたりしたけど、納得のいくものだったから全然良かったと言っていて、理解深くてすげえなと思いました。
悲観することではないはず
実写化というのは、もしかしたら原作ファンに向けたものではないのかもしれません。
そうなると好きな作品を踏み台にされたと思われる方もいるかもしれません。
でも実写化されるのであれば、好きな作品だからこそ楽しみたい(楽しませてくれる作品を作っていただきたい!!!)と私は思っています。
やっぱり実写化を考えただけで心はざわざわしますが、原作そのまままるっと実写化するということは絶対にない事だと思うので、
限られた話数の中で映像ならではの演出を使って、原作の良さを引き出してくれたんだなと思えるような実写化に出会えたら良いなと思います。
逆にどんなもん作ったんや?見してもらおうやないか!のテンションで挑みたい。じゃないと尻込みしてしまいそう…。
なんかまとめてて実写化を求めてるみたいな感じになったけど、できることなら漫画のまま楽しませていただきたい!ただ好きな作品が実写化されるのであれば、そういった心持ちで挑みたい。
そんな感じです。
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