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渡海奈穂【恋完璧な恋の話】|仕事ができる男たちの不器用な恋愛

渡海奈穂

ここ数日リーマンもののBL小説が読みたくてちるちるで
リーマン、攻め:ゲイ、受け:ゲイor意地っ張り
などで検索していて、お気に入りの小説が何作かあったのでそれは次の機会に感想を書くとして…(…φ(..))

その中で、変わらずリーマンものですが個人的には普段あまり進んで読まない年下攻め、年上受けもので最高に萌えたので書き記したい!!!共有お願いいたします!!!(?)
ちなみに受けはゲイでも意地っ張りでもないので何を検索して見つけた作品だったのか…。
でも出会えてよかった!読み終わった今最高に萌えている!!

完璧な恋の話:あらすじ

仕事ができて優しくて頼りになる、それが周囲の森吉の評価だ。実際は期待に応えるため必死に努力しているだけで、ちっとも完璧なんかじゃない。そんな森吉が密かに“本物”と認めているのが後輩の組木だった。彼が森吉にだけは尊敬の眼差しを向けてくるのが嬉しくて、つい相談に乗るよなどと言ってしまったところ突然告白される。期待を裏切れない森吉は断ることができず!? リーマン同士のラブ・コンプレックス!!

カップリング

年下、男前、ゲイ
年上、ノンケ、ほだされ

二人とも仕事ができるところがいい!!

ネタバレ感想

何が良かったって、まずキャラクターがとても良かったです。
この作品は受け攻め両視点書かれているのでお互いがどう思っているのか、どんなすれ違いが起こっているのかがわかるところも、更に各キャラの魅力を感じさせるようになっていたと思います。

キャラクターが魅力的だったからこそ、この先どんな関係になるんだろうとワクワクドキドキしながら読めたのが話の展開を面白く感じさせたのかなと(◜ᴗ◝ )

はじめは受けの森吉視点
傍から見れば仕事が出来て、色んな人の相談に乗って、とにかくみんなに好かれるようなパーフェクト人間。
だけど自分ではそうは思っていなくて、自分のために取り繕ってるだけでみんな騙されてるんだ…と森吉自身は自分のことを低評価している部分が。
仕事が出来て信頼されているエリート!なのになんだか若干親近感を持てるようなキャラクターでした。
過大評価されていると思っているけど、そこまで卑屈になってるわけでもないところも良かった!

ただ読んでいくうちに、この人、人にすごく優しいけど結局自分は偽物だから、自分はどこか欠けているからって自分は自分は…ってなってて人の気持ちちゃんとわかろうとしてないなってのがなんとなく分かってきます。
八方美人で厄介な優しい人なんです!!

最初は仕事もできて優しくてみんなに頼られてる森吉が、後輩に組み敷かれるのか…どうなんだ?と思ってましたが、読んでいくうちに全然アリだし納得だしそうなった時もちゃんとキャラ崩すことなくちゃんと後輩と先輩であり恋人でもあって最高でした!!

みんなに分け隔てなく優しい森吉に恋をしてしまった、森吉の後輩組木の視点は後半二人の関係に問題が起きてからになるのですが、
組木は最初から森吉の厄介さに気付いていて、それでもどうしようもなく好きになってしまったから、そんな厄介な部分を利用してお試しで付き合ってもらうことになったわけなんですが。
(実はこの時組木が思っていた以上に森吉は厄介でしたw)

この最初の告白シーンのちに組木視点でも読めるんですが、森吉視点だと突然の告白に!?ってなったし、組木、絶対何か企んでるか腹黒かなにかか!?と疑いながら読んでました。笑
組木視点になるまでずっと組木のこと疑ってましたw

それが組木視点で、組木がどんな気持ちで告白していたか、その告白についてどう思っていたかがわかった時からもうギューーーーーーンと…笑
組木ごめーーーん!笑
普段年下攻め意識して読まないのですが、年下攻め健気で可愛いーーーー!!!!!

お試しで付き合うことになって2人で度々ご飯に行って、組木がゆっくりじっくり森吉を落とそうと真摯にアプローチしていくのが可愛いー!
日本酒のお店に行った時のシーンはもう全部が萌えでした(((^-^)))組木が森吉に、大胆ではないけどストレートに好意を伝えるところはめちゃくちゃ萌えました!なのに森吉には大きくは響いておらず…

萌えポイントは、組木がノンケの森吉を振り向かせようと一生懸命真摯に頑張っているのに対して、それが森吉にそこまで響いてないのが良かった。笑
その好意に奢った態度を取ったりせず、むしろその好意を受けるほど自分は立派な人間じゃないと思って結局自分は〜自分は〜と自分のことを考えて組木の気持ちをそこまで考えてないところが、この人厄介な人だ!と半分面白く、モダモダ感が楽しかったですw
森吉のその自分は〜ってなるところが湿っぽくないところも良い。
森吉自身シリアスそうで全然シリアスじゃないんですよね。笑

どっちかと言うと、組木の方がずっとシリアスで。真面目で愛を求め続けているちょっと寂しい子だったのかもしれない。それに森吉の言動で実は一喜一憂していた組木がとても可愛かった。
普通に好きな人と一緒になりたくて森吉を丁寧に口説いてたんですよね。

森吉がこんなんなので(笑)組木も絶対何か裏あるだろ!って思ってたのに、普通にただ真面目で男前でかっこよくて可愛い攻めでした。笑

奇跡的に気持ちが通じ合う!というご都合主義感もなく、リアルめなところも好みの作品でした。

付き合ってからの2人も完全に分かりあえたわけではないけど、変な形での信頼があって(森吉さんが森吉さんだからまあ…みたいな笑)そこも相変わらずちょっとちぐはぐなのにそれで上手くいってそうなところが面白いw

好きなシーン

ずっとじわじわと好きだったんけど、特に好きだったり思ったりしたシーンを…。
本当はもっとたくさんあるのに、というかもうほんと全部好きなシーンなんですけどね(◜ᴗ◝ )

森吉が組木に嫌われようと、自分の本性を見せようとするところ

自分から振るんじゃなくて、組木の方から幻滅してもらおうと森吉が本性を出そうとするけど出せないままその場がすぎていくシーンがあるんですけど
出せない本性はもう無いのでは!?と。笑
実際森吉のいう本性は結局組木にバレてはしまったのですが、森吉が自分で思っている見栄っ張りさは全然悪いことではなく、見栄っ張りのために手に入れた様々知識や態度はもはや本物だよなあと思いながら読んでました。
最終的にはポンコツと言われて確かに組木に対してそのポンコツさを普通に出すようになってましたけどwそれも好きな人、それを知られてもいいと思える人の前でしか出さないのが良いですね(◜ᴗ◝ )

体重が増えたシーン

お約束のオチでしたけど、森吉が増えたと組木に告白するシーン。
そんなことないと思うという旨を伝える組木の伝え方がなんか独特で面白かったですw
自分の紹介もしつつ、体も触りつつ、なのは久々だったからか、付き合ってまだ間もないので自分のことを知ってもらうための一つの方法だったのか
組木の、森吉の告白への対応がとても萌えた。

俺は今世界で一番、森吉さんの体に詳しい男ですけど

このセリフ萌え転げた
萌え転がりすぎて爆発した…
ギュウウウウウウウウン
なんてキザな…。こんな言葉に森吉も照れてるんですけど、その描写が、“つい”照れてしまったってあって、なーーんかこう温度差を感じてそこが面白いんですよね(((^-^)))ちょっと他人事というか…
組木視点や組木の言葉を聞いて組木の事を知れば知るほど森吉の抜けてる部分が浮き彫りになってくる感じが面白い笑
先輩だけど、ちょっと抜けてて、偉いわけではなく、でも仕事でも人生においても頼れる部分がある森吉と
攻めだけどあくまで後輩で、でもちゃんと恋人の組木
この二人の距離感が読んでいてすごく心地が良くて(◜ᴗ◝ )

おわりに

全体的に文章も軽快で癖もなく嫌味を感じず面白く読めました!
最後の最後に弟…!とわかったり…。
この2人、本当に可愛いのでもっと見たい!せめて旅先の2人がみたい!!!
続編求む〜( ; ; )
(なんと特典で弟視点のものと旅先での小話があったそうです…!!ぐぅ…!)

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この記事を書いた人
hibino

BLが好きで備忘録も兼ねてブログをはじめました。
エモいと思うシチュエーションが大好物
苦悩してる姿に萌えを感じる夜明けの腐女子

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